宅麺の記録

今年の年末年始は仕事なのだった。

いつもは実家に帰って、おかあさんのおいしい手料理を食べるんだけど、こればかりはしょうがない。

 

せめて仕事から帰ってきたらおいしいものが食べたい。でも手の込んだものを作る時間はないし……。

そこで、今ハマっている「ラーメン」を。

有名店のラーメンが冷凍便で届く「宅麺」を利用することにしたのだった。

ラーメン自体は一食1000円前後なのだが、冷凍便なので配送料がお高め。

えいやっとまとめて6食注文した。

内訳としては、清湯系2食、家系2食、二郎系2食。がっつり食べたかった気持ちが伺える。

 

以外、1つずつ感想。

 

1.横浜家系ラーメン 作田家

暴君RA-MEN

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商品内容:麺、スープ、チャーシュー2枚、ほうれん草

自分でトッピング:ほうれん草、別皿ネギ・豆板醤・おろしにんにく

その他:ライス、キャベツゆず漬け

 ザ・家系といった、鶏油の浮いた濃厚とんこつ醤油。

家系といえばライス必須。玄米しかなかった…。

自分でマシたほうれん草をスープに浸して、ご飯にのせて、これまたスープに浸した海苔で巻いて食べると最高。

豆板醤やにんにくなど、一気に入れてしまうと全体に影響してしまう味変アイテムを別皿にできるところがとてもいい。

 

ちなみに、今後もキャベツゆず漬けが頻出する。

キャベツを塩とゆず皮とゆず果汁(大量)で漬けただけのものなのだが、これがとてもさっぱりしていて箸休めに大活躍した。

ほんとは蕪で作ったやつが好物。

 

2.夢を語れ東京

夢のラーメン(味付脂付き)

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商品内容:麺、スープ、豚、味付き脂

自分でトッピング:ヤサイ、ニンニク少なめ別皿、生卵

この豚よ…!チャーシューというより、カツやソテーにするやつのビジュアル。肉質みっしり味染みばっちし。噛みちぎる感じ。

別皿味付き脂を少し上にヤサイに乗せて、脂サラダをわしわしいただく。富士丸系食べてるなあ〜と実感する。

麺を引っ張り出すと、太ちぢれのごわっと麺とご対面。

すすったときの暴れっぷりに二郎系を感じる。

生卵トッピングはラーメンYouTuberのSUSURUリスペクト。なるほどくぐらせると麺の味が立つ。別皿あぶらにくぐらせた後さらに生卵にくぐらせるとすごいことになる。一味を入れて味変もよい。

にしても液体あぶらの油膜がすごい。もともとすごいのに加えて、冷凍のを温めるので背脂から溶けだすのだろう。

胃に来たので、ゆっくり時間をかけて完食。にんにくを別皿にしたり、ロットを気にせずに食べれるのは宅麺ならでは。

 

3.琴平荘

中華そば(あっさり)

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写真が残念なのはストロボの電池切れのため。麺が伸びるので対処を諦めた次第。

商品内容:麺、スープ、チャーシュー、メンマ

自分でトッピング:鶏チャーシュー、味玉、ネギ

その他:キャベツゆず漬け

有名店だけあってスープがおいしい!優しいあごだし+鶏の澄んだ醤油スープ。

ラーメンじゃなくてうどんを入れても違和感ないようなスープ。

そこにラーメンの麺が入ると途端にラーメンになるからラーメンすごい。(?)

麺はいかにも中華そばといった、中太ちぢれ麺。

自分でトッピングした鶏チャーシューもとても合ってよかった。

一瞬で完食完飲。

(正直、イマドキのラーメンの、何にでも低温鶏チャーシュー乗せとけスタイルには疑問を感じているが、これはよかった。)

 

ちなみ鶏チャーシューは低温調理器で63℃で2時間。

今回は皮付きで。鶏だけど仕上げにガスバーナーで炙ったらタレが香ばしく焦げて大変よかった。今後も積極的に炙っていきたい。

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余ったタレは沸騰させて、半熟味玉を仕込んだ。

ラーメンに味玉って正直必須ではないと思うけど、あると少し嬉しいのでついでに。

別メニューというかお口直しという感覚で食べる。絶対にスープに卵黄は溶かさず、スープはレンゲで追うのが我流。

 

4.らーめん家せんだい

とんこつ醤油ラーメン

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商品内容:麺、スープ、海苔、チャーシュー

自分でトッピング:鶏チャーシュー、味玉、ネギ

その他:炙りネギマヨ鶏チャーシュ丼、キャベツゆず漬け

 

ちゃんとほうれん草茹でたのに、トッピングし忘れるという失態。家系にほうれん草がないなんて……。

家系のスープに鶏チャーシューは負ける。満足感は増えるから悪くはないんだけど。

平らで短めのちぢれ麺をズバッとすすって、その勢いで自作の鶏チャーシュー丼をばくり。

炙られた香ばしさ、タレの甘辛さ、マヨネーズのこってりさにビシッと引き締めるネギとブラックペッパー。これはよい!

マヨネーズあるなら豚より鶏がバランス取れて正解かも。

がっつりこってり大満足。

 

5.超純水採麺天国屋

鶏白醤油麺

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商品内容:麺、スープ、豚チャーシュー、鶏チャーシュー

自分でトッピング:三つ葉、ネギ、味玉、鶏チャーシュー

まるで塩ラーメンみたいな澄んだスープを一口。

う、、うまい!!!

こんなに透き通っててさっぱりしてそうなのにめちゃめちゃ鶏の旨味が強い。すごい。そしてクセがない。最高か。

そして三つ葉とスープが非常に好相性!!!こんなに合うことってあるのだな!とにかく三つ葉は必須だ。

やや固めにゆでた中細ストレート麺ととてもあう。

鶏チャーシュー1枚入ってるのに、さらに鶏チャーシュー追加。これだけあると幸せになれる。レアチャーシュー系は火が通る前にすぐ食べろというけど、私はスープで温まったのを食べるのが好み。

ネギもおいしいけど強すぎるので、もっと細め細かめに切って少量に留めるのがよいかも。

とにかくスープと三つ葉がおいしく、一瞬ですすり終わり、完食完飲。

 

6.ラーメン富士丸本店

元祖ブタカスアブラ富士丸

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商品内容:麺、スープ、味付き脂、チャーシュー、野菜を煮込む用のスープ

自分でトッピング:ヤサイ、ニンニク少なめ別皿、固茹でたまご

野菜を煮込む用のスープが入っているのがいかにも富士丸らしいところ!

ほんのり味のついたクタヤサイを味付き脂でわしわし食べる!うおお!うまい!

にしても別皿味付きあぶらの量がすごい。この味付き脂に固茹でたまごをくぐらせて食べると最高。

わしわし麺は、そのままスープとすすったり、別皿あぶらにくぐらせたり、生卵を絡めたり、思い思いに食らう。

二郎系のスープって少量でもニンニク入ってないと成立しないなあと痛感し、途中で少しずつニンニクを入れていく。ああ、これこれこの味!

(たくさん入れると辛くなって味わかんなくなるしお腹を壊すので私は少なめ派)

これも完食までにかなり長い時間を要した。大満足!

 

改めて振り返ってみると、大変お腹がすいた……

また宅麺まとめ買いして楽しみたい。

面倒さはあるけれど、家で自由にすすれるよさ。特に二郎系はロットを気にせずゆっくり食べられるし、多いなら別に取っといて後で食べたりできる。

あとは遠くてなかなか訪問できないとか、行列の待ち時間がやばい店とか。

お店の味ほぼそのままに家で食べれるってすごい時代。

 

 

最後に。

お正月もとうに過ぎたころ、実家に帰って黒豆を炊いてもらった。

すこし持ち帰って、甘くないマスカルポーネを添えて岩塩をぱらっとさせたらとてもよかった。

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あと、黒豆の煮汁を牛乳で割ったのがとてもおいしいので試してほしい。黒豆ラテ?