ヒラメの漬け丼を、にんにく大葉たまり醤油で!

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最近はやっているというヒラメの漬け丼というものを、わたしもしようと思ってするのだ。

青森まで気軽に食べにいくことは現実的でないので、機会があったら作ろう、と。
幸い、21世紀にはインターネットがあり、インターネットにはヒラメの漬け丼のレシピがあった。

スーパーで半額のヒラメのお刺身を見て、この機会だ!と思ったのだ。

さて、このレシピの特徴は、
1.漬けの醤油に、にんにくが入っていること
2.卵黄を乗っける
の2点である。

1.にあたって、にんにくをするのも面倒だし、ちょうど冷蔵庫ににんにく大葉たまり醤油があったので、これを使おう!と思い立った。

このにんにく大葉たまり醤油は、ベランダのプランターに(去年の種が土に残っていたのか、勝手に生えて)茂りすぎた大葉を、保存食にしようと作ったもの。

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レシピは簡単で、ビンに洗って水気を取った大葉を入れて、にんにくも数片いれて、中国たまり醤油とふつうの醤油と1:2ほどで注いでつけておくだけ。

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この大葉醤油を、煮切った酒とみりん(すこし甘みがあると卵黄とよくあうのだ)に合わせて、プランターからタカノツメを採ってきて刻んで、ヒラメを30分ほど漬けておく。

タカノツメは、以前料理に使った際に種を取り除いたのを、興味本位でプランターな蒔いたら、これまたよく茂ったのだ。

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漬けておく間に、卵持ち生甘エビ(解凍モノでない)の処理をする。

唐突に出てきた甘エビは、スーパーでヒラメの隣に、深青緑の卵が目をひいたのでついつい買ってしまった。300円だったし。

甘エビの頭は揚げて、ブラックペッパーを挽いて、すだちを添えておつまみに。

さて、ご飯の上に浸かったヒラメを並べて、甘エビものせて、卵黄を落として、きざんだ大葉の若芽を散らせば完成だ!

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まずはヒラメだけで食べてみる。うん、にんにく大葉醤油、正解だ!
にんにくで食欲をそそられるが強すぎず、大葉のさわやかさが淡泊なヒラメを消さずに引き立てている。値引き品だったけど、鮮度劣化による生臭さを感じさせない。

次に生甘エビ。卵のプチプチとした食感に、とろっとあまい身。わさび醤油もいいけど、塩すだちだともっと甘さが際立つ。

さて、ここでお待ちかねの卵黄崩しタイム!
この料理は、「卵黄を崩してがっつり混ぜて食べるのがよい」とされているので、ここは躊躇せずそれに従うが吉!
と豪快に混ぜていただく。

「………!!お、おいしすぎる!?!!」

こ、これは!!!こんなにも卵黄と漬けが合うなんて!!!
たまり醤油とみりんの甘みと卵黄のコク、しっとりとした歯応えのヒラメ、コリコリのえんがわ、強すぎないにんにくの刺激、それらをくどくさせない大葉と生唐辛子のさわやかな香り、ピリッとした刺激……!

これはどおりで混ぜて食べるのが正解なわけだ。するするっとあっという間に完食してしまった。

そして、甘エビの頭の唐揚げにすだちをがっつり絞ると、それはそれはビールが進むのでした。

揚げ油にネギの青い部分を入れておいたのが仕事している。

とどめに刺身のあとのしっぽも揚げたら、これまたビールが進みましたとさ。おしまい。

 

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追伸:先日筋子をばらして漬けた際にも、生唐辛子の香りが仕事した。
今度また漬けることがあったら、にんにく大葉醤油も実験的にすこし試したい……?

というかこの筋子はたいへん未成熟で、やさしく扱っても1/3ほど潰れてしまったので、いっそ筋子ごと漬けたほうがよかったかもしれない。
薄味でやらかくてすぐ溶けて白米とあわさって、飲み物と化しておいしかったけど、本当にもったいなかった。

筋子漬け参考: