蝋梅

日曜、立春ということで少し遠出をして、そこから更に散歩をすることにした。

偶然かもしれないけれどたしかに暖かい。そして、やや雲の多い青空。まさに春だ。
どうもここ数日洗濯物が乾かないなと思っていたけれど、原因が春だったとは。

花曇り、という言葉があるように春はその明るいイメージとは少しずれていて曇りや雨が多いものだ。
(そういえばも同じようなことを言っていた)

幸い今日は雨は降っていない。雲はあるが陽も出ている。なんて散歩日和なんだろう。

わたしは休日、てきとうに移動したのち、ラジオを聴きながら海に向かって川沿いを歩く習性があり、この日も気がつくと海沿いの公園にたどり着こうとしていた。

視界がひらけて、正面が平たくなる。青空と青空を反射する青い水面。向かいのビル群。都会の水辺の風景がとてもとても好きだ。

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海側から風が吹くためか、凧揚げの聖地となっているらしく、あちこちで凧が揚がっている。

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散策していると、蝋梅の咲いているのを見つけた。そうだ、春に先立って咲く花だった。

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ぼんやりと透き通った花弁。まさにロウのようだ。

散歩していると、花に鼻を近づけ、くんくんとやっている奥様方とすれ違う。わかる、わかります、その気持ち。

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蝋梅はとってもよい香りがするのだ。花の中でいちばん好きな香りかもしれない。

実家の庭にも小さな蝋梅が植わっていて、おばあちゃんとくんくんしては、いい匂いだねえと言い合っていた。思い入れのある花でもある。

(ちなみに、2番目に好きな花の香りは?と言われたら、蝋梅の隣に植わっていた小さな薔薇だと答えるだろうし、3番目はその隣に植わっていた大きな金木犀と答えるだろう)

今日ここに歩いてこなかったら、ことし春の始まりの香りをかぐことはなかったのだ。来てよかった。


とはいえ、その後も調子に乗りすぎて20kmも歩いてしまい足がだるくて寝付けず、月曜日から身体ばきばきだった。何事もほどほどが一番…。

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ブログを始めてから1年すぎた。こんな感じで、誰に宛てるでもない中身のない話をだらだら続けていきたい。