思い出すと思わず布団をかぶって唸ってしまうような、そんな恥ずかしい思い出ばっかりだ。
できれば思い出したくない。
でも、それの積み重ねが、
今のよくわからない中途半端なわたしを確かに形作っていて、
そのことについては正直、納得がいってしまう。
まだ時効には早いが、向き合ってやろうじゃないの、と思う。
「…最近、うまいこといかないなあ」
の、現実逃避ともいう。
割れた瞬間は絶望だったけれど、
のちのちHibiPhoneと呼んで気に入っていた。
地獄の思い出も、そんな風に愛着を持てればいいんだけど。