任意の速度で歩くことは

 

任意の速度で歩くことは、
東京では固く禁じられています。

 

 
いつもの朝、早足で改札へ向かう集団の中。

 (なんか全然進まないじゃん!なんで!)

 ふと顔を上げると、のそのそと前を歩く、おじいさん。

 

(あー、列まちがえたわ。抜かせんかな。隣の列全然入れんし……あーあ電車来ちゃった。) 

 

ようやっと電車に身体を詰め込んで、

ふと、おじいちゃんに対して苛立っていた自分に気づく。


朝からはちゃめちゃ悲しくなってしまった。

 


地図を片手にふらふら歩く

外国人観光客に苛立ち、

改札で、やたら混んでるレーンを

選んでしまっては苛立ち、

 

たった数秒のことに苛立った自分に

はちゃめちゃ悲しくなり、

 

毎日毎日、そんなことばかりだ。

 

 


駅や電車がきらいな理由が多すぎる。

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東京・バブルと自尊感情

 (※フィクションです。決して愚痴じゃないです。決して……)

 

 

体調悪いので…とお誘いを断ったら、
1日で治さないとだめだよ!と返ってきた。

なんて身勝手な、と笑う。

せめてひとことくらい心配するそぶりでも見せれば

少しは好感度も上がるだろうに。

 

当人、飲み会の心配しか頭にないようだ。

 

都合のよい若手女性社員、
として使われていること
くらいは理解してるけれど。ねえ。

 

 

とにかく、自信がすごいのだ。

俺はかっこいい!
俺はおもしれえ!
俺は好かれている!

全く信じて疑わない。

 

例え親より年上だとか
髪が薄くなりかけているだとか
そんなことは、一切、関係ないのだ。

 

…むしろ、こんな女チョロいぜ!なんて思われている。

 

俺が気に入った奴は
俺のことを当然好きだ!って。

ジャイアンくらい横暴なロジックだ。

 

こんな自信家、同世代の人では見たことがない。

 

にしても楽しそうに生きている。
先達ては、小洒落た飲み屋で
バブルの頃の武勇伝を熱弁したのち
出禁を食らっていた。

よっぽど若者より若い。

 

(若者もこのくらい身勝手に生きたって
いいのかもしれないな。
あくまで、たまにはだけど。)

 

そういえば、
地元の田舎のオッチャン達は
酒の席ではしゃぎこそすれ、
水商売でもない20ちょいの若手に
平然とナンパするなんてのは見たことがない。
せいぜいスナックに通うくらいだ。

 

やっぱり「東京」の「バブル」を真に経験した人たちは違うのだ。
そう思えてならない。

 

バブルに想いを馳せる。

 

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ただ冗談のように嫌がって
ただ曖昧に苦笑いした晩には


ほんの一時的な若さと、お世辞のマシンガンだけしか持っていないようなこの私が、

その東京タワーのように堂々とそびえ立つ自尊感情
三世代前のiPhoneの画面くらいばきばきにしてやりたいと

 

ぐつぐつぐつぐつ
はらわたを煮えたぎらせている

 

(カツ煮はうまいよ)

 

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のりっこチキン

のりっこチキンおいしいよね。

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(画像はのりっこチキンとは一切関係ない椎茸です。)

‪うおおおお‬

‪思い出すと思わず布団をかぶって唸ってしまうような、そんな恥ずかしい思い出ばっかりだ。‬

‪できれば思い出したくない。‬

‪でも、それの積み重ねが、

今のよくわからない中途半端なわたしを確かに形作っていて、

そのことについては正直、納得がいってしまう。‬

 

‪まだ時効には早いが、向き合ってやろうじゃないの、と思う。‬

 

 

‪「…仕事、うまいこといかないなあ」‬
‪の、現実逃避ともいう。‬

 

 

 

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割れた瞬間は絶望だったけれど、

のちのちHibiPhoneと呼んで気に入っていた。

地獄の思い出も、そんな風に愛着を持てればいいんだけど。

朝の電車

東京の朝の電車には、

人と、一人ひとりの殺意とが

めいっぱいに詰まっている。

 

出社する憂鬱、ヒールのかかとの痛み、

咳をするのにマスクをつけていない前の人、

朝なのに理解できない体臭、二日酔いの頭痛、

まだ満員でないのに完全にもたれかかってくる人、

空いているスペースがあるのに頑なに詰めようとしない人、

背中に突き刺さったカバン、

シャカシャカとイヤホンから音漏れ、

足を伝う、隣の人のビニール傘の水滴。

 

全ての負の気持ちが殺意に変換されて、朝の電車にぎゅうぎゅうに詰まっている。

 

 

 

先週の朝の電車。

 

カップルが仲良さげにしゃべっている。

朝から楽しそうで、それは別にいいけど。

男は女を人々から守ろうとしているのか、

女の周囲の空間をあけて、それを囲う形で立っている。この混雑した車内で。貴重な空間を。

その男の肘がするどく私のわき腹に突き刺さっている。

 

腑に落ちない。


極め付け。

ノイズキャンセルされた

イヤホンの曲と曲のすきまに聞こえた会話が、
「フェスとか行きたいな」
「行きたい〜!」
だったので最悪だ。最悪の朝のはじまりだ。

 

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